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従来のツールでは実現できなかったこと:Tricentis Testimによるテスト自動化カバレッジの改善とQAサイクルの高速化

会社概要

「他者や社会のために真摯に働く人を増やし、より良い世界を創る」というパーパスのもと、エン株式会社は求職者向けメディアや採用メディア、人材紹介サービス、従業員の定着・活躍支援サービスを運営しています。同社は、総合転職サイト「エン転職」、ミドル世代向けスカウトサービス「ミドルの転職」、従業員のオンボーディングおよび定着支援ツール「HR OnBoard」など、幅広いHRソリューションを提供しています。
近年、同社は採用選考プロセスにおいてリファレンスチェックを可能にするサービス「back check」の立ち上げや、戦略的買収を通じた提供サービスの拡大により、リファレンスチェック事業を強化しています。

課題:従来使っていた自動化ツールの限界

同社は以前からテスト自動化ツールを使用していましたが、機能の制限、コスト面での懸念、テスト実行の遅さなど、いくつかの課題が明らかになっていました。チームは、内製化のさらなる推進、市場に提供するHRサービスの品質改善、そしてアジリティを高めるためのリリースサイクルの高速化を見据える中で、現状のツールでは組織全体として活用し続けることが難しいと判断。新たなテスト環境の構築に着手することになりました。

「組織の成長に必要な人材獲得やその戦略策定を進めるなかで、アジャイル開発を推進している我々としてテスト自動化の環境をどう整備し、どうスケールしていくのかが課題となりました」とプロダクト開発室QAグループのグループマネージャー、三浦佑介氏は当時を振り返ります。

選定ポイント:何度でも挑戦、失敗できる環境

新しいソリューションを評価する際、チームは当初、コードベースのテストフレームワークを検討していました。しかし、グループ全体の内部状況と将来的なスケーラビリティの必要性を考慮し、別の選択肢の模索を開始。DevOpsを念頭に置き、ライセンスの柔軟性、テストの精度、テスト実行速度の適切なバランスを保ちながら、改善プロセスを加速できるソリューションを求めていました。

その過程で出会ったのが、Tricentis Testim(以下、Testim)でした。「ちょうどその頃、日本オフィスが設立されたばかりで、公開されているドキュメントや打ち合わせを通じて、我々の要件にうまく合致しそうなことが分かりました」と齊藤氏は語ります。「並列実行によってテストを迅速に実行できるだけでなく、QAチームだけでなくより幅広いユーザーが自由に試行錯誤でき、失敗しても安全な環境をTestimが提供している点にも惹かれました。これは、厳格な制約があった以前のツールでは実現できなかったことです」

主な選定ポイント

  • 並列実行による圧倒的な速度
  • UI/UXの使いやすさと、低いオンボード難易度
  • キャプチャ&リプレイ方式で高速にシナリオ作成が可能
  • 自由度の高いメンテナンス性
  • チームスケールに対応する運用が可能

テスト実行回数が6倍に拡大し、QA業務に欠かせない基盤として定着

Testimは現在、開発プロセスにおけるテスト自動化ツールとして使用されており、QAチームが日々の業務で頼りにする中核的なプラットフォームとなっています。QAチームだけでなく開発エンジニアを含め、現在30名以上のメンバーがTestimを使用しています。その結果、以前のツールと比較して、以下の成果が達成されました。

成果

  • テスト実行回数が600%拡大
    導入前は月500回程度だったが、Testimでは月3,000回を超える規模に拡大。今後、5,000回まで拡大を見込んでいる。
  • テスト時間を50%短縮
    一部のテストケースは、元の所要時間の5分の1に短縮。手動作業による手戻りリスクも減少、時間短縮と効率化により、運用コストにおいても約50%の削減を実現。
  • 回帰テストを自動化し、90%以上のカバレッジを実現
    エラー原因特定が容易になり、その結果、テストサイクルとチームのワークフローが改善。

エン株式会社の従業員
選定の背景および定量的・定性的な結果の詳細については、ホワイトペーパーをご覧ください。

QA組織の拡大に伴うTestimの利用拡大

同社はQA組織の拡大に伴って、Testimの利用をさらに拡大していく計画です。社内開発へ移行するサービスが増える中で、チームはTestimによるUIベースのE2Eテストを他のプロダクトに対しても適用することを目指しています。また、テスト管理ツールやパフォーマンステストなど、他のTricentisソリューションにも大きな期待を寄せています。

QAエンジニア組織の今後を見据え、「QAエンジニアとして我々のような事業会社にいる限りは、事業という視点で品質を考えることが重要です。単なるコード上のバグの有無ではなく、プロダクトを使った人が不利益と感じたこともバグとしてとらえ、利用者が感じる価値にもフォーカスするなど、もっと事業の価値について考えてもらえるような組織にしたいです。Testimがそれを支援してくれるようなものになってくれることに期待しています」と北村氏は話します。品質を考える時間に注力するためにも、工数削減に大きく役立つTestimへの期待が高まっています。

エン株式会社 事例ホワイトペーパー